2012年8月19日日曜日

手話で語ろう 宇宙と私たち

2012年7月28日(土)14:00~
いっしょに楽習会~インクルーシブにいこう~
「手話で語ろう 宇宙とわたしたち」
つくば市民大学講座案内

14人(うち、ろうの方6人)に参加いただき行いました。

会場の様子

今回の講師は、
バリアフリー天文絵本の著者、高橋淳さんと、
天体の現象を的確に表した「天文手話」を考えた
聴覚障害者の天文同好会「竜のおとし子星の会」
の飯塚高輝さん(ろう)のお二人。

一般的な手話表現(例 金星=/金/星/)もありますが、 
熱心な天文ファンの飯塚さんたちが考えた「天文手話」は、
天文についての知識があれば「手の中に宇宙が広がる!」
(天文手話にふれて手話学習を始めた人の言葉)
と感じる位、天体の現象を的確に表現しています。

飯塚さんが天文手話を表現

はじめに、今日出てくる単語の手話表現の確認と、
飯塚さんから、金星・土星などの天文手話の、
まずは形のみを教えていただき、
どうしてその形になったのかを、高橋さんの話を
聞きながら考えてみる、ということで進めました。

高橋淳さんから
1 地球とその仲間たち 
     (火星、土星、木星など)
2 太陽系の進化と空間のひろがり 
     (太陽系、隕石、彗星など)
3 ふるさとはいずこに?
のお話を頂き、それぞれのお話の最後に、
話に出てきた天文手話の表現と由来を
改めて飯塚さんから教えていただきました。

みなさんがあらわしているのは’すばる’

高橋さんは、
太陽や惑星の模型や美しい写真を用意くださり
ときにホワイトボードに図示しながら
大変わかりやすくお話くださいました。

ホワイトボードに書きながら説明する高橋さんと
それを聞く参加者

ふるさとはいずこに、での、
水素、ヘリウムなどの物質は、宇宙の進化の過程で生まれたもので、その一部が私たちの身体の中に入っている、なので、その物質をもつすべてが「兄弟」とでもいえる存在、とのお話には、遠い宇宙と自分、そして同じ物質を持っている全てのものと自分がつながっているという不思議さを感じ、みんな同じなんだ優劣などないんだと思いました。

当日参加くださった市民大学スタッフが
当日の様子、感想をブログに載せてくれました。

インクルーシブの工夫
講師の話を一人が手話通訳、専門用語や、
指文字より墨字のほうがわかりやすい単語については、
もう一人がホワイトボードに書くようにしました。

参加者の感想

①講座の感想
②特に印象に残ったこと

つくば市 小学生男子(聴) 
①くわしくて、少しムズカシかった。
②ビッグバンについて

つくば市 小学生女子(聴) 
①くわしくて、とっても楽しかったです。
②はじめて知る事が多くて、勉強になりましたm(_ _)m

つくば市 女性(ろう)
①前半は、小3の子どもたちも楽しめたようです。
 ホワイトボードに書いてくれたのは良かった。

つくばみらい市 男性(聴) 
①手話を使った説明を聞いたりしたことで、少し宇宙のことが
 わかった気がしました。又、手話を習う事が難しいが、
 少し出来た事がありました。
②宇宙の誕生や彗星等の説明

西東京市 女性(聴) 
①宇宙のお話本当に興味深かったです。
 内容もとても面白くて、又是非来たいです。
②太陽のような恒星から星が生まれてきた様子などとても面白かったです。

西東京市 男性(聴) 
①太陽系・銀河・宇宙の関係がとてもよく理解できました。
②宇宙の今後、広がるのか縮むのか、ハワイに計画されている
 30mの望遠鏡の完成が楽しみです。

埼玉県  女性(ろう) 
①137億年というスケールの大きさ、そしてそれを発見した
 人類の科学進歩に度肝を抜かれました。

守谷市 男性(ろう) 
①天文でつかう手話を覚えてよかったと思います。
 また開いて欲しいと思います。

つくば市 女性(聴) 
①宇宙が身近に感じられたお話でよかったと思います。
 時々このような機会があると良いと思います。
②宇宙の最初の時の物質が私たちの体の中に存在している
 という話が聞けたこと。

品川区  10代女性(ろう)
①講座、とても面白かったです。
 いろいろな惑星に行きたいなぁと思いました。

品川区 女性(聴)
①楽しい時間でした。天文はとてもロマンあふれるもので聞けば聞くほど魅力的です。
②すべてのものがHでできていて兄弟!の話はインパクトがありました。

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