2010年9月27日月曜日

10/31(日)「プランクトンの形」開催!

つくば市民大学2学期共催講座

バリアフリー・いっしょに楽習会
~インクルーシブデザインの実践~

誰かの「ために」とか、みんなの「ために」ではなく、
「ともに」楽しんだり学んだりするにはどうしたらいいのか、を「ともに」考える『インクルーシブデザイン』。
2学期はいろいろなテーマで実践していきます。
参加者一人一人がインクルーシブな場をつくる主役。
知る楽しみに加え、多くの人と楽しみを共有できる喜びも実感できる、そんな講座です。

第2回は「プランクトンの形」。
顕微鏡でみないと分からないくらいの小さな小さな世界の生物たち。
その形の多様さに関心を持たれ、ぬいぐるみまで自作されている
大金薫さんにお話いただきます。大金さんのお手製ぬいぐるみや
放散虫の骨格を拡大した立体模型も用意します。

※情報補償が必要な方はご相談ください。
※駅からいっしょ・・・つくば駅から会場までガイドと歩きます。
 「つくばエクスプレス」つくば駅改札外、音声案内付き触知図前に13:05集合

第2回  プランクトンの形   講師 大金 薫さん
日時 2010年10月31日(日)
   13:30~16:30(13:00受付開始)
場所 つくば市民大学(ろうきんつくばビル5階)

概要
「単細胞生物(たんさいぼうせいぶつ)」というと,単純な生物というイメージがあります。
しかし,実際に観察してみると,ユニークで美しい形に驚かされます。
その様子は多細胞生物以上に複雑で,普通の生活感覚では想像もつかない世界です。
この講座では,ぬいぐるみや立体模型など、単細胞生物の様々な模型を使って,
単細胞生物の多様な世界を感じてみたいと思っています。
また,実際の研究現場や採集の様子をお話したいと思います。

プロフィール
大金薫(おおがね かおる)さん プロフィール
大海原の船上。ヘルメットを被った大金さん、船べりから手を出して調査中
1978年栃木県生まれ.東北大学大学院理学研究科博士課程後期修了.
同大学院研究生を経て,2009年より国立科学博物館植物研究部特別研究生.放散虫と呼ばれる
単細胞生物を専門に研究を行っている.

協力 産業技術総合研究所 先進製造プロセス研究部門 
   製造情報研究グループ
   手嶋 吉法さん(立体模型・惑星儀)

定員 20名
受講料 500円(高校生以下無料)

会場情報
つくば市民大学(ろうきんつくばビル5階)

〒305-0033 茨城県つくば市東新井15-2
受付日時:毎週火・木・土・日曜日 10時~18時
TEL:029-828-8891 FAX:029-828-8892

※駐車場はありません。公共交通機関、または近隣の有料駐車場をご利用ください。
※ろうきんつくばビルに車イスWCはありません。近隣公共機関のものをご利用お願いします。
場所の情報については申込み先までお問い合わせ下さい。
ご不便をおかけしますがご理解の程お願い申し上げます。

アクセス
TXつくば駅より徒歩約10分
詳細は こちら

お申し込み
つくばバリアフリー学習会・北村
tsukubabf(@)gmail.com

件名:「10月31日市民大学講座受講希望」
本文:「名前」、「メールアドレス」を明記

2学期講座 ~インクルーシブデザインの実践~
予定
11月 巣箱を作って森にかけよう
12月 インクルーシブデザインワークショップ
    オノマトオペで遊ぼう!

2010年9月12日日曜日

9月5日(日)宇宙を感じよう!

いっしょに楽習会~インクルーシブデザインの実践

第1回宇宙を感じよう!

12人の方々で楽しい学びの時間を共有しました。


島状のテーブルを囲んでお話を聞く。テーブルの上には美しい惑星の立体模型がたくさん

観望会の手伝いボランティア等されているAさんが、自由に触って操作してもいい望遠鏡を用意くださり、間近でじっくり望遠鏡の観察もできました。
望遠鏡をみています

今回はお天気や時間の事情もありできませんでしたが、次の機会があるときには望遠鏡を通して空の観察も是非!の声がありました。

講演くださった高橋淳さんのお話は、とてもわかりやすく面白く!
講師の高橋さん、講義中


化石や隕石など、お話に関連する実物を用意くださって、みんなで実際手に持ち、重さや手触り、においも感じながら。
お皿に入った緑色の砂をさわって観察


また、時間や距離のお話の時には、教室の端から端までのペーパーの長さで実感したり。
宇宙誕生からの長さをトイレットペーパーで表す。10億年を1メートルとして137億年は15メートル弱!一端は隣の教室まで

直径20センチ程の立体模型の地球の周囲を7周半した長さの紙紐で、地球と月間の距離を実感

今ここ、の地球から月、銀河系、宇宙の果て(はじまり)まで、体感しつつ、137億年を頭の中でみんなで旅行したような感じでした。

みなさんそれぞれ素晴らしい「学び」を体験し、共有できました。

①講座はいかがでしたか?感想をお願いします。
②特に印象に残ったことがあれば教えてください。

つくば市男性
①宇宙に対する捕らえ方が新しくなった気がする。身近になった。楽しむ事ができました。
②私たちの体内の水素は137億年前の宇宙の始まりからあるもの。体を形成する原始・分子の存在した場所を考えると、人もケダモノも、生物も無生物も、敵も味方も同じというか。宇宙を学ぶと大局観のようなものが養われると感じた。

つくば市男性
②実物の化石の標本を見て触ることができてよかった。

つくば市女性
①いろいろ体験できて楽しかったです。宇宙をさわって感じられました。
②地球と月の距離を体感できたこと。

つくば市女性
①なかなか聴けないお話が聞けてよかったです。また続きが聞けると良いです。
②私たちの体の中にも宇宙にある物質があって、その時代と今とがつながっていると知った事が新鮮でした。

とんでもない広さ・時間の中のほんのほんのほんの一点だけど
つながってきてたしかにここにいる、というのを感じられとても新鮮でした。

インクルーシブの試みの方法としては、
地球や月、金星の立体模型のおかげで相対的な大きさも分かりやすかったです。
今回は点図を全員に配布し共有。
他、高橋さんのご助言で、弱視の方に拡大の墨字資料。
それから、簡易FM補聴システムを用意しました。

盲学校で教えたご経験をお持ちの方から、目の不自由な方と共有しやすい方法として、
・触察を含んだ学びの場の場合、じっくり触察できる時間をとる
・ゆっくり目に話す、説明する。
・ポイントの数を絞って話す。
というのがある、とお話いただきました。

次の楽習会は、10月31日(日)、国立科学博物館特別研究生、大金薫さんの「プランクトンの形」。
大金さんお手製のプランクトンのぬいぐるみと、昨年9月にお話いただいた手嶋さんの、
プランクトンの骨格立体模型も登場しての講座です。

参加希望される方で、こうすると参加しやすい、とか、
こうしたほうがもっと楽しめるという方法があれば
教えて下さい。