2010年4月26日月曜日

つくば市民大学講座 多様性に気づく、多様性を築く~「いけばな」を通して~

つくば市民大学で2009年度から開催している「『関わり方』の知恵を探る」(旧「協働のためのファシリテーション」)「バリアフリー・いっしょに楽習会」「How to"Community Photo Project"講座」(旧「フォトセラピー講座」)という3つの講座のコラボレーション講座です。
多様性に気づき、多様性を築くための試みにご参加下さい。

多様性に気づく、多様性を築く~「いけばな」を通して~

私たちは、どのようにして世界をとらえているのでしょうか? 
どのようにして「もの」をみて、どのようにして「ひと」とかかわっているのでしょうか?
世界のとらえかた(みかた、かかわりかた)は、一人ひとり異なるはずです。
そして、その「異なり」こそが、豊かな関係性の前提となっているはずです。

本講座では、「見常者(目でものを「見て」いる人)」と「触常者(さわってものを「みて」いる人)」が協働で「いけばな」の作品づくりに取り組むイベントを、参加者全員で3ヵ月にわたってつくりあげていきます。
参加体験型の講座と、イベントの企画会議を併行して行い、そのプロセスを楽しみながら、最終回に「いっしょにいけばな」ワークショップを開催します。
植物とのコミュニケーションである「いけばな」と、その「いけばな」を通じた他者とのコミュニケーション。私たちはいったい、何に気づき、何を築くことができるのでしょうか。さあ、あなたもこの「まなぶ・つながる・つくりだす」に参加しませんか?

※「見常者」「触常者」は、広瀬浩二郎さん(国立民族学博物館民族文化研究部准教授)の提唱する定義・呼称です。
※本講座は、つくば市民大学で2009年度から開催している「『関わり方』の知恵を探る」(旧「協働のためのファシリテーション」)「バリアフリー・いっしょに楽習会」「How to"Community Photo Project"講座」(旧「フォトセラピー講座」)という3つの講座のコラボレーションによる試みです。

こんな方におすすめです!
・コミュニケーションのあり方に興味・関心のある見常者・触常者
・「いけばな」に興味・関心のある見常者・触常者
・イベントを企画していくプロセスを楽しみたい見常者・触常者

■日程 (いずれも時間は13:30~16:30です。単発受講・連続受講のいずれもOKです)
第1回 5月9日(日)「かかわり」の知恵を探ろう
         (話題提供:徳田太郎さん)
第2回 5月16日(日)植物との対話~私の「いけばな」~
         (話題提供:根木美里さん)
第3回 6月6日(日)自然との対話~映像作品「Plants」・「Seeds」等を通して~
        (話題提供:田嵜裕季子さん)
第4回 6月20日(日)タッチ&ヒアリングワークショップ
        (話題提供:佐々木健さん)
第5回 7月4日(日)企画・運営会議
          ~「いっしょにいけばな」ワークショップを成功させよう~
第6回 7月11日(日)ワークショップ~いっしょに「いけばな」しよう~

(第1回~第4回は、前半2時間が参加体験型の講座、後半1時間が「いっしょにいけばな」プロジェクトの企画・運営会議です)

■会場 つくば市民大学(つくば市東新井15-2 ろうきんつくばビル5階)
TX「つくば」・バス「つくばセンター」より徒歩約10分(詳しいアクセス
※駐車場はありません。公共交通機関か、近隣の有料駐車場をご利用ください。
※車イス駐車場をご希望の方は、申込時にご連絡ください。
※TXつくば駅から「駅からいっしょ」アクセススタッフが案内します(改札を出た音声案内触地図付近に13:00集合)。利用される方は、申込時にご連絡ください。また、つくば駅では集合が難しい方はご相談ください。
※情報保証については、申込時にご相談ください。

■受講料 500円/回(第6回は別途材料費を要します)
※前売回数券(6枚綴り)2,500円がございます。「つくば市民大学」の学生証をお持ちの方であれば、組み合わせ自由でご利用いただけます。詳しくはお問い合わせください。
※本講座は、つくば市民大学の主催講座です。受講には「つくば市民大学」の学生証が必要となります。年会費は個人500円・団体1,000円です(受講当日のお申し込みも可)。詳しくは、こちら


各回内容詳細

第1回 5月9日(日) 「かかわり」の知恵を探ろう
コミュニケーションの語源は「共有する」「分かちあう」であるといわれます。しかし、感じかたや考えかたは、本当に共有し、分かちあうことができるのでしょうか? できるとすれば、それはどのように? 「かかわり」の知恵と技術であるファシリテーションをベースに、参加者間の対話を通じて考えてみましょう。

話題提供:徳田太郎さん(ウニベルシタスつくば代表幹事)…1972年、茨城県生まれ。2003年にファシリテーターとして独立、全国の地方自治体、NPO、病院や民間企業などを対象に、年間120日以上のワークショップやセミナーを実施している。NPO法人日本ファシリテーション協会理事・事務局長、NPO法人茨城NPOセンター・コモンズ理事、東邦大学理学部非常勤講師(コミュニケーション)、アール医療福祉専門学校非常勤講師(臨床人間関係学)などを務めるほか、森林インストラクターの顔も持つ。

第2回 5月16日(日) 植物との対話~私の「いけばな」~
植物を素材とする「いけばな」では、植物との会話は欠かせません。その素材の持っている言葉を聞きながら、自分の思いを反映させていけていきます。その様子を、「見常者」「触常者」にわかりやすくご説明しながらデモンストレーション(いけばな実演)します。

話題提供:根木美里さん(いけばな草月流一級師範理事)…1957年生まれ。1990年より「いけばな草月流」の師範として活動。現在10代~幅広い年齢層に男女問わず「いけばな」の表現する楽しさを指導するとともに、駅、レストラン、銀行、美容室等に作品を展示。いけばな展にも多数出展。

第3回 6月6日(日) 自然との対話~映像作品「Plants」・「Seeds」等を通して~
写真やビデオを制作している作者は、2000年に当時住んでいたイギリスで、偶然にバス停である女性と出会い、「共に何かを作ろう」とこのビデオプロジェクトをスタートさせました。その後帰国してからも、日本をフィールドにこのプロジェクトを展開し、シリーズ4作品を発表しています。今回は、それらの作品のなかから、テーマ「自然との対話」として選んだ5本のお話をご覧いただきます。そして、映像作品について語りあっていきましょう。

話題提供:田嵜裕季子さん(映像作家)…イギリスの大学院修了後、文化庁芸術家在外派遣研究員、国際文化交流基金芸術家在外派遣研究員として作家活動を続ける一方、イギリスの地域や社会(福祉)事業のコミュニティ・アートプロジェクトに関わる。ヴィジュアル・コミュニケーションの観点から社会と芸術の関わりを研究し、多文化としての社会包括などを提言する作品を発表している。日本大学芸術学部非常勤講師、女子美術大学非常勤講師。1997年東京国際写真ビエンナーレでミノルタ賞受賞。

第4回 6月20日(日) タッチ&ヒアリングワークショップ
一般的に人は、多くを視覚による情報に頼って生活しているといわれていますが、それ以外の触覚や聴覚…「タッチ&ヒアリング」を大いに活用して生活しているのが「触常者」の方たちです。実際どのように「タッチ&ヒアリング」を活用して生活しているのでしょうか? そしてそれは、「見常者」(目を使う人)にとっては縁のない「特別な能力」なのでしょうか? 点字の触読や、白杖を使って歩いてみるなどのさまざまな体験を通して、誰もが持っている感覚「タッチ&ヒアリング」ワールドの広さ、奥深さを実感できるワークショップです。

話題提供:佐々木健さん(筑波技術大学保健科学部准教授)…1958年生まれ。盲学校教員を経て、現職。専門は「視覚障がい者の伝統的職業教育である鍼灸按摩」と「視覚障がい者の社会参加を支援する地域活動」。

第5回 7月4日(日) 企画・運営会議~「いっしょにいけばな」ワークショップを成功させよう~
これまでの講座&企画会議の内容を踏まえ、最終回のワークショップを成功させるためのミーティングを行います。

第6回 7月11日(日) ワークショップ~いっしょに「いけばな」しよう~
プロジェクトの集大成として、見常者と触常者が協働で「いけばな」の作品づくりに取り組むワークショップを行います。


参加申込書

ご記入の上ファクシミリ(029-828-8892)、または同内容のメールをinfo(AT)tsukuba-cu.netまで。受講料等は、講座当日、受付にて承ります。

参加希望日:□全6回連続受講  □単発受講 第__回(__月__日)

お名前:

ご住所:〒

お電話:

ファクシミリ:

電子メール:

その他(車イス駐車場や「駅からいっしょ」案内のご利用、情報保証に関するご相談など):

つくば市民大学 つくば市東新井15-2-5F 窓口:毎週火・木・土・日曜10:00~18:00
tel 029-828-8891 fax 029-828-8892 e-mail info@tsukuba-cu.net

いっしょに楽習会1学期

今年度もつくば市民大学との共催講座を開催します。
1学期のご案内
つくばバリアフリー学習会×つくば市民大学  
2010年1学期 共催講座
いっしょに楽習会
シリーズ 感覚をひらく    

概要
視覚・聴覚・嗅覚・味覚・触覚・・・普段あまり使っていなかった感覚に意識を向けて「感覚をひらく」ことで、それまでと違った新しい見方や新鮮な感動にであえるかも!ともに体験し、「感覚を ひらく」楽しみを共有しませんか?

第1回 
日時 5月15日土曜日午後1時15分から4時45分
タイトル 『いやしの庭』(松見公園内・つくばアーバンガーデニング(TUG)の活動)訪問
協力:NPO つくばアーバンガーデニング(TUG)
内容:車イスや目の見えない方も楽しめるように、みんなでアイデアを出し合ってつくった庭」(NPO法人TUGウェブページより)である「いやしの庭」を訪問し、TUGさんの協力で活動(花植え)を一緒に体験したり、感覚をひらいて庭を楽しみ、交流します。新緑のきれいな季節。つくば駅から松見公園までいっしょに歩きましょう。小雨決行。
集合時間と場所:午後1時15分につくば駅前交差点交番付近集合。
※直接公園集合希望の方は申し込み時にその旨連絡下さい。
※軍手または手袋と移植ごて(シャベル)をご持参ください
参加費200円(保険代他)

第2回 
日時6月20日、日曜日 
1回目午後1時30分~2時30分
2回目午後2時30分~3時30分
タイトル:タッチ&ヒアリングワークショップ
講師:佐々木健さん(筑波技術大学保健科学部准教授)
内容:一般的に人は多くを視覚による情報に頼って生活しているといわれていますが、それ以外の触覚や聴覚・・・「タッチ&ヒアリング」を大いに活用して生活しているのが『触常者』(さわってものを「みて」いる人)の方たちです。実際どのように「タッチ&ヒアリング」を活用して生活しているのでしょうか? そしてそれは、『見常者』(目を使う人)にとっては縁のない「特別な能力」なのでしょうか?点字の触読や白杖を使って歩いてみるなどのさまざまな体験を通して、誰もが持っている感覚「タッチ&ヒアリング」ワールドの広さ、奥深さを実感できるワークショップです。  
※「見常者」「触常者」は、広瀬浩二郎さん(国立民族学博物館民族文化研究部准教授)の提唱する定義・呼称です。
※この講座は、つくば市民大学『多様性に気づく、多様性を築く~「いけばな」を通して~』のコラボレーション講座の一つです。
会場:つくば市民大学キャンパス  
受講料:500円   


第3回
日時:7月24日土曜日午後1時30分~午後4時
タイトル:ハスの葉と花を観察しよう 
協力:NPO法人 宍塚の自然と歴史の会
内容:ハスの花を間近でじっくり観察した事がありますか?花の香りは?茎の仕組みは?いろんな感覚を使ってよ~くみると、びっくりするような発見がたくさんあります。ハスの葉と花を教室のテーブルの上でゆっくりじっくり、いろんな感覚を使ってみんなで観察してみよう。
会場:つくば市民大学キャンパス 
受講料:300円(高校生以下無料)

申込み/問い合わせ
つくばバリアフリー学習会(北村) 
tsukubabf@gmail.com 
※情報補償については学習会までご相談下さい。

会場
つくば市民大学キャンパス    
つくば市東新井15-2 ろうきんつくばビル5階  
TEL. 029-828-8891 FAX. 029-828-8892    
開校日・受付時間: 毎週火・木・土・日曜日 10:00~18:00
つくば市民大学HP

会場までのアクセス
ろうきん(労金)つくばビル
237号(土浦学園線)「吾妻1丁目南」交差点 南100m西側
※ろうきんつくばビルに駐車場はありません。近隣の有料駐車場(南1か3)をご利用ください。
※車イス駐車場をご希望の方は、申込時にご連絡ください。近隣の公共駐車場にも車イス駐車場があります。
※ろうきんつくばビルに車イスWCはありません。近隣公共機関のものをご利用お願いします。場所の情報については申込み先までお問い合わせ下さい。ご不便をおかけしますがご理解の程お願い申し上げます。

電車・バス
TXつくば駅/バスターミナル「つくばセンター」より徒歩約10分
A4(近くにエレベーターもあります)かA5出口で地上へ。
クレオQtと筑波西武横を南下し237号(土浦学園線)「大清水公園」を右折。
150m先「吾妻1丁目南」交差点を左折(南下)し100mの西側。

※ご利用下さい「駅からいっしょ」アクセススタッフがご一緒します。
利用を希望される方、その旨明記してお申込みください。
集合時間・場所
午後1時にTX(つくばエキスプレス)つくば駅改札出て音声案内触地図付近集合
つくば駅では集合が難しい方はご相談ください。