2009年2月4日水曜日

2/7タッチ&ヒアリングワールドWS開催します

バリアフリーミーティングつくば
タッチ&ヒアリングワールドワークショップ

目が見えない、見えにくいことを、触覚と聴覚の活用と共に体験します。

このワークショップでは、目が見える人にとっても、自分の持っている能力で点字や白杖等を使うことができるということが実感を伴って理解できます。また、「視野欠損」と「色覚異常」が自分にもあることを体験して確認します。多くの人は、自分は欠損や異常とは関係ないように思っていますが、実はそうではないのです。目的は、目の機能や障害を理解することではなく、自分自身と自分以外の人のことを知ろうと想像力を働かせるようになることです。そして、障害のあるなしが上下の関係ではなく平等な関係で共に生きているのだと実感できることです。状況や困難の度合いは一人ひとり違います。○○さんの「見ている世界」や「タッチ&ヒアヒングワールド」について、参加者が、あいまいな空想ではなく身近に現実的な想像ができるようになることを願っています。(監修/ナビゲーター 筑波技術大学 佐々木健准教授)

【日時】  2009年 2月 7日(土)    
   第1回 13:00~14:00    
   第2回 14:30~15:30
  各回定員12名
※定員になり次第、締め切らせていただきます。 
 確実に参加したい方は事前にお申し込み下さい。
※各回、開始15分前に集合場所へお集まりください。 
 途中からの参加はできません。

ワークショップ終了後、15:45~
タッチ&ヒアリングな技術やとりくみについてのミーティングを行います。
ご関心お持ちの方、お気軽にお集まり下さい。

【会場】 筑波技術大学春日キャンパス   
   〒305-8521 茨城県つくば市春日4-12-7 
  
 !!集合場所 正門正面 校舎棟 ロビー

【参加費】無料

【問い合せ】  つくばバリアフリー学習会(北村)        
         tsukubabf@gmail.com

主催 つくばバリアフリー学習会/後援 つくば市社会福祉協議会

【会場までのアクセス】
バス  
関東鉄道バスを利用
つくばセンター 1番 乗り場から
 「筑波大学循環」 右回り/ 「筑波大学中央行き」「平砂学生宿舎前」
  停留所下車(所要時間約7分・160円).徒歩約2分。

つくバスを利用  
つくばセンター 8番 乗り場からつくバス地域循環9コース
 「筑波技術大学」停留所下車(偶数番号便で所要時間約6分/1回乗車券200円

筑波技術大学の交通案内ページ
http://www.tsukuba-tech.ac.jp/accessmap.php

季刊ユニバーサルデザイン29号にWS記事

季刊ユニバーサルデザイン29号
http://www.universal-design.co.jp/magazine/
p11掲載、UDニュース

に11月15日に行った、広瀬浩二郎さんのワークショップの
事が掲載になりました。

UD29号、重要な課題、『移動を支える』がテーマ。
情報満載の雑誌です。ぜひ、本、手にとってご覧下さい。

以下、記事文、転載させていただきます。

「バリアフリーミーティングinつくば
手さぐり、手ざわり、そして手ごたえ
”つるつるとしなやかに、ざらざらとしたたかに”生きるために

視覚情報に情報収集の多くを頼る現代の生活では、視覚に障害のある人は、
手助けのいる弱者と考えられることが多い。しかし、いったん何も見えない暗闇に
身をおいて、身の周りを手さぐりしてみると、自分こそが何もわからない弱者で
あることを思い知らされる。
問題は個人の身体的能力ではなく、われわれを取り巻く環境にあるのではないか……。

 昨年11月15日(土)、茨城県つくば市の筑波学院大学において、視覚を
使わない人たちの「さわる世界」を体験するワークショップ
「手さぐり、手ざわり、そして手ごたえ」(主催:つくばバリアフリー学習会)が開催された。
講師を務めたのは、広瀬浩二郎さん。
広瀬さんは、2006年に国立民族学博物館で開催された「さわる文字さわる世界」展
を 企画した自称「座頭市流フィールドワーカー」。さわって知る「触文化」の豊かな
世界を 発信する研究者だ。

 広瀬さんは、視覚を使わない人たちが生きる世界の豊かさを「3こう(考・交・耕)」と
表現する。見えないことをマイナスととらえるのでは、なく、みえないからこそ、
手で触ってじっくり考え、お互いに話し合い、自分の中に眠っている感覚に
気づくことで、 新たな世界が発見できるのだ。  

ワークショップでは、広瀬さんのナビゲートのもと参加者は、暗闇でさまざまなものを
手でさわり、それが何なのかを考える。目で見ればすぐにわかるキリンの置物も、
実際にさわった参加者の答えは、「骨の化石」「流木」「動物の角」などさまざま。
また、世界各国の民族楽器をさわるコーナーでは、視覚が使えないぶん、
手と耳に自分の神経が集中していくのが実感できる。実際に手でさわるからこそ、
わかってくる「触文化」の魅力に一端を体験できた1日だった。」